ガタイが良くなければ合格しない?
「警察官ってやっぱりガタイが良くないとなれないんですか?」
よく聞かれる質問です。私は身長こそ179センチありますが、体重は65キロしかありません。健康診断ではいつも「やせ気味」と記載されていました。
もちろん、交番に慎重190センチ、体重120キロで筋骨隆々の警察官が全国にいてくれればそれは心強いと思いますよね。ガタイが良ければそれは良いにこしたことはないでしょう。
しかし、採用基準枠を満たしているならばそれでOKなのです。あなたにはあなたにしかない才能や技術を持っているのですから、それを警察官として発揮し、地域住民の平和・安全の秩序と維持に貢献すれば良いのです。
ガタイに自信がなければそこで勝負を挑まなければ良いだけの話です。
特に警察官は、職務上武道経験者やスポーツ成績優秀者もかなりいる職場です。私も柔道全日本選手権に出場した選手と訓練をしたことがありますが、はっきりいって勝てる相手ではありません・・
あなたは地上最速の動物を知っていますか?時速110キロで走ることができる動物を。
そうですね、チーターです。
では、チーターと亀ではどちらが速いですか?
「チーターに決まっているだろ。」
と思いますよね、普通は。でもそう思うのは「陸上」でという条件付きの場合。
「水中」という条件に変更したらどうでしょう?相当の短距離ではない限り、亀が勝つのではないでしょうか?
つまり、あなたがチーターならば、陸上で、亀ならば水中で勝負すれば良いということです。
今までほとんど運動経験がないけど、どうしても警察官になりたい!と思ったのであれば、毎日ウェイトリフティングをするのではなく、自分はいったいどういった長所があって、警察官として社会に貢献できるのだろう?と自分を見つめる時間をとっていただきたいのです。(運動はしないよりした方がいいですが・・・)
採用担当者もバカではありません。
あなたが付け焼刃的に体を鍛えたところで、一瞬にして見破ります。(かくいうわたしも体格検査の2次試験に何度も立ち会っていますが、言葉ではなく、体がモノを言っていますので)
あなたが自分自身と向き合う時間を取ることは、今後の人生でも必ず役立ちます。自分を見つめることは時として辛い事もあります。しかし、あなたが不合格になるのはガタイが良くないからではないのです。
欠点があるのが不合格の原因なのではなく、欠点を欠点だと思いこんで落ち込んでしまっている状態を続けていること自体が不合格という結果を生み出すのです。
欠点のない人間などいません。ガタイの良い人間ばかりではありません。どうあがいても変えられないものに焦点をあてるのではなく、自分で変えることができるところは努力してみる、そういった心構えが合格へとつながるのです。
